ひまわり

「ひまわり」は、私が8月生まれということもあるのか、子供のころから好きな花なんですが、弁護士を象徴する花でもあるんです。弁護士バッチにもデザインされています。今日は、その弁護士について、ちょっと書いてみようと思います。

 

「弁護士」って、一般的には敷居が高い存在だと思われていると、弁護士側からも感じています。私の敬愛する先輩(もう60をかなり超えておられますが・・・)は、「士」の字の下を延ばして「土」にして、「べんごっち」(弁護土=べんごつち)と称している可愛いおじいちゃんもいます。それはともかく、敷居が高いのは、これまでの弁護士の態度にもよるのでしょうが、やっぱり、弁護士というのは、普通に暮らしていれば会わなくていい存在ですからね。我々に合わなくちゃならないときは、何らか不幸な事態ですよね。そんなこと、初めて会う人に簡単に話せるものじゃないですよね。そういう意味では、重い病気かもしれないと思っている人と医者との関係に似ているかもしれませんね。不安を打ち明けることは大変なことですもんね。

 

私は、その弁護士の業界の中で仕事をしているのですが、全くと言っていいくらい法廷には立ちませんし、弁護士活動らしきことはしていません。ずっと、中小企業の経営者の皆さんに寄り添ってきただけです。経営者の方の役に立つことが何もできないこともあります。でも、ただそばにいて、一緒に考えることはできると、ずっと思ってきました。そんな役立たずを、自分よりもはるかに経験豊かな経営者の皆さんが頼りにして下さったのは、やはり私が弁護士であったからだと思います。しかし、私は、この軒下を借りたような状態から脱しなければならないと、最近強く思っております。

 

そう思いながら、仕事をしているところに、今回山口県弁護士会が講演会を主催することになりました。中小企業に対するサポートを弁護士会は強化するべきだとの時代の流れでしょうか。弱小弁護士会の山口県弁護士会にしては、破格の費用をかけて、あの牟田学先生(日本経営合理化協会理事長)をお呼びして記念講演をすることになりました。牟田先生は、中小企業の「社長」に対するコンサルタントであり、私はこのようなコンサルタントは他にはおられないと思っています。地方の経営者は、あまり、このような人に接することはないと思いますが、この機会に是非牟田先生のお話を聞いていただきたいと思っております。絶対に目からウロコが落ちるような話が聞けると思います。

 

また、現在の山口県弁護士会長は山口市の中山修身弁護士ですが、この人もかなりの変人の部類に入ると私は思っておりまして、今回の企画は、その中山弁護士ならではの仕業だと、私は快哉を叫んでおります。これまでは、弁護士と中小企業との距離は遠かったのですが、そのことを弁護士自らが反省しての企画です。中小企業の存在は、日本の経済は言うに及ばず、これからの日本の存続の根幹にかかわるものと、思っております。

 

皆さん、是非この講演をお聞きください。宜しくお願いします。

 

ところで、ひまわりは、戸外で大輪の花が元気よく咲いているのがいいですね。しかもたくさんのひまわりが・・・