安岡正篤とやましたこういち


安岡正篤とやましたこういち

「安岡正篤」という人物が明治から昭和を生きた傑物であることは、知ってる方も多いことと思いますが、一方、「やましたこういち」という人物を知ってる人はそういないと思います。実はこの人、我らがRYDEENの押しも押されぬ「しゃちょー」なのです。そして、しゃちょーは安岡正篤ファンなのです。このしゃちょー、去年は「陥入」で冬眠状態にありましたが、2月3日の節分を越えて無事トンネルを抜けました。陥入というのは、九星気学でいう最も運気の悪い一年で、大殺界のようなものです。

先日RYDEENの執行役員メンバーで久しぶりに食事に行きました。しゃちょーは食事しながら徐々に助走してすっかり上機嫌になり、その後飲みに行ったお店に入って3秒も経たないうちにオネーちゃんの手をしっかりと握っておられました(多少の脚色)。そして、我々を置き去りにしてぶっちぎりの独走です。いつものあのしゃちょーが戻って来た。

九星気学というのは、もともと易をその淵源とします。ホントの易を知ろうとすれば、儒学の教科書である四書五経のうちの「易経」を読まなければなりません。しかし、この易経はとっても難しい書物で、現在までのところ読みこなした人はいないと言われています。易経に最も近いところまで到達した人物が、東洋思想の大家である安岡正篤その人ではないかと思います。安岡正篤の「易学入門」は今の僕たちがホントの易を勉強するための唯一の教本と言ってもいいと思います。なにより、この書には魂が入ってます。そして、我らがしゃちょーは魂が大好きです。

安岡正篤の思想の根本はとってもシンプルで、つまるところのところは、「修己治人」と「一灯照隅」ということではないかと思います。シンプルであるから、知ってるだけじゃダメよという「知行合一」ができるのでしょう。これ、RYDEENの目指すところなんですよ。そして、幕末から現在までの日本の精神の柱は、佐藤一斎から吉田松陰、西郷隆盛、頭山満に受け継がれ、安岡正篤という巨星に流れ込んだのではないかと考えています。そして、その後を我々RYDEENがほんの少しでも継承したいと願っているのです。今の若い世代のために…

会の翌朝、しゃちょーは、言うまでもなく前の晩の人物とは別人のような顔をして、安岡正篤研究会(逍雲会といいます)に現れたのです…

すぎおかしげる