会  計

 

 

 

 

 

 

文章 杉岡 茂

写真 伊丸 綾

 

20年以上「会計」に携わってきましたが、この1〜2年はとくに「会計」のことを考えることが多かった気がします。英語ではbookkeepingと言うようです。日本語にすると、「帳簿をつけること」とでも言いましょうか。この「会計」ですが、考えれば考えるほど、会社経営にとっては大事なものと思います。会社経営という事業はカネを儲けることを目的とします。ちょっと脇道のそれますが、「儲け」という字は信ずる者と書きます。信じるものを増やすこと、つまり信用を得ることが儲けの鍵なんですね。

それはさておき、会社経営という事業の目的がカネを儲けることであって、カネは数字で表されますから、当然のことながら数字は大事です。そして、この数字自体というよりは、会社経営にまつわるいろんな数字が物語ることの方が大事です。経営はカネを使うことです。カネの使い方によって、儲けの大小が決まります。儲けることの上手な人というのは、実はカネの使い方が上手な人なのです。上手下手は、数字の物語ることに合わせてカネを使うかどうかにかかっていると言ってもいいでしょう。カネを生みそうなところにカネを置くという感覚でしょうか。「使える金がいくらあるのか」「このカネ何に使おうか」ということが会計の一番基礎なんですね。ということは「カネの管理のための会計」と「事業計画」ということですよね。

会計というのは、大きく分けると二つの段階に分かれます。

  • 日々の取引の記録
  • 記録の整理

です。①については今の時代徹底的に機械化して効率化することが可能です。②で整理した数字が何を物語っているのか、この分析が大事です。しかし、中小企業にとっては、現行の会計制度ではこの分析はほとんどできません。一言で言うと、現行の会計制度は、大企業病にかかっているからです。大企業病の会計というのは、株主と税務署のための会計を前提にしているということです。つまり終着点が「利益」という乾いた数字であって、「カネ」という血の通う数字ではないのです。

私たちRYDEENは、日本の中小企業のために、大企業病と闘うことを目標としてします。