アジアの夜明け

先日、マレーシアとインドネシアに行って来ました。これまでに、行った順にいいますと、中国(上海・広州・深釧・大連)、タイ、インド、台湾、そして、今回のマレーシア、インドネシアに行ったことになります。残る国は、僕の知る限りでは、韓国、シンガポール、ブルネイ、フィリピン、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマーなどですが、今現在行ってみとこうかと思うのは、韓国、ベトナムとオーストラリア(アジアと思うんですが…サッカーワールドカップもアジアじゃないですか)かな。

 

約10年前に最初に上海に行った(飛行機が怖くて、それまでには国外に出たことがありませんでした)ときにも、びっくりしました。「今までの人生何をやってきたんだろう」と思いました。一言で言うと、人が生きていました。日本と言う国は、全てが整いすぎて、便利すぎて、人が家畜(生きてるのではなくて生かされてる)に見えたと言えば言いすぎでしょうが、正直な感想はそんなことでした。

 

今回特にインドネシアに行って、またその思いがよみがえってきました。人が生きてます。熱いパッションが伝わってきます。とにかく元気なのです。これはタイのことですが、ある若者の言った言葉が、耳から離れません。彼は言いました。

I have no money, but I have a hope!

僕が日本人と知っての言葉なのかそうでないのか、それはわかりませんが、人の幸せという尺度からいうと、ああ負けたなと思いました。整ってないから、猥雑だから、エネルギーがあるのだと思います。そのエネルギーが希望なのだと思います。特にインドネシアは、今後数年のうちに、内側のエネルギーが噴き出してくるのではないかと思います。

 

良くも悪くも、TPP参加で日本は第二の開国を迎えます。アジアの時代が来ました。断末魔のアメリカはそのアジアにぶら下がる作戦に出て来ました。ヨーロッパはご覧のとおりです。アジアを向いて、物を考えることが必要になります。中小企業も例外ではありません。